レポート REPORT
8回目となるアンリュウリコーダーフェスティバル、11月28、29、30日は比較的暖かい日が続き、
過ごしやすい3日間となりました。
連休明けの日程にもかかわらず、日本各地、はたまた海外からもお客様にお越しいただきました。
「展示会ブース」では、私共タケヤマリコーダーをはじめ、平尾リコーダー工房さま、石舘知子さま、
ヨアヒム・ローマーさま、グィード・マリア・クレミッシュさま、モーレンハウエルさま、斉藤文誉さま、増田豊春さまの8人(社)のリコーダー製作家(メーカー)らが集い、さまざまなモデルのリコーダーだけでなく、グッズ、CDなども展示されていて、展示会場のタケヤマホールには、所狭しと楽器がならびました。
各ブースには、真剣なまなざしでリコーダーを選び、試奏されるお客様や、見たことも触れたことのないリコーダーの出会いで歓喜するお客様もいらっしゃって、熱気があふれていました。
今年から新たな試みである「製作家によるデモンストレーション」では、
リコーダーの構造やモデルごとの特徴、その歴史的背景、現代の演奏シーンにおいてのこれからのリコーダーのあり方など、テーマはそれぞれで、たとえアカデミックで専門的な内容であっても、大変わかりやすく、丁寧にお話しいただきました。
竹山木管楽器製作所(タケヤマリコーダー)の時間では、新製品バスリコーダーのお披露目ということで、製作の秘話や特長を3人のリコーダー奏者(製作家)に解説と演奏をもって大いにPRしていただきました。
「山岡重治先生の公開リコーダーレッスン」、みごと抽選を勝ち抜いた(?!)受講者の方々の熱心な様に、山岡先生のご指導にもより熱がこもっていたように感じました・・・!聴講はどの枠も満席で、山岡先生のご指導と、受講者の方々の演奏に耳を傾けていらっしゃいました。
「リコーダーメンテナンス」もまた、抽選受付でした。皆様が日頃から大事にされているリコーダーを差し出し、メンテナンスされているのは、さながら病院の診察室で子供が治療を受けるのを見守る親のようなまなざし・・・。
担当した竹山木管楽器製作所 益田は、「お客さまが不安にならないよう、できるだけコミュニケーションをとりながら、メンテナンスをするよう心がけています。また、より細かな調整をするときには、何度もご本人に吹いて確認いただいて、調整を加えて完成させるようにしています。」と当日を振り返って話しています。
すべてのお客様にこういった細やかなサービスをご提供できればよいのですが、メーカーゆえに、こういった企画でなければ実現しにくいのが心苦しいところです。この機会に調整されたお客様には大変喜んでいただけて非常に嬉しく思いました。
新製品のバスリコーダー、まだ発表、お披露目という段階でしたが、大変ご好評いただきました!
来年には完成、早く皆様に手にしていただけるよう製作に精を出しております。
アンリュウリコーダーギャラリー店頭での試奏、
完成の旨を差し上げるご案内送付の受付もしておりますので、お気軽に一度お問い合わせください!
2015年も開催を予定しております。日程が決まりましたら、HP等でご案内いたします。
”こんな企画があったらあるといいな~”、などご意見ご要望がございましたら、
お寄せいただけますと幸いです。これからの企画発案の参考にさせていただきたいと思います。
ご来場いただきましたお客様、フェスティバル開催にあたってお力添えをいただきましたすべての皆様に感謝いたします。
竹山木管楽器製作所
アンリュウリコーダーギャラリー
Photo credit : Toru Fujishima
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